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写真で振り返る『あした、どこかで。』#03


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NIKON D610 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
f/ 5.6 1/60 ISO250

シリーズ第3話

うえだこうじが『あした、どこかで。』に採用された写真について語る新企画

“写真で振り返る『あした、どこかで。』”

3話目は、『あした、どこかで。』の作中に止まらず、写真作品“夏の終わりは秋の始まり Ⅱ”としても販売しているこの写真(トップ画像)について、撮影秘話や思い出などを書き綴る。


新機材への期待と作品への渇望が
いつもと違う結果を産んだのか!?

この写真は2013年10月19日に発売されたNikon D610を導入したばかりの頃撮影したもの。日付けをみると11月2日とある。

いつもは朝といっても太陽がかなり登ってから撮影をするのだが、この日はどうしてか夜明け前に家を出て公園の森から出てくる朝陽を撮っている。

まだ『あした、どこかで。』のプランの「プ」の字もない頃。一体何を考えていたのかは思い出せないが、新しい機材への期待とそこから生まれる(かもしれない)新しい何かを求めての行動であったのだろう。

11月といえばもう冬と思うかもしれないが、私の住む地域では秋の中ごろ。見る場所によってはまだ夏の名残りさえも感じることがある。実際にモミジの紅葉など、遅い年では12月中旬になってからようやく本格化する場合もある。

ところで、『あした、どこかで。』も販売している他の作品も、基本的には現在妻となったさえぐさはなえさんが写真を選んでくれるのだが、彼女はこの写真を見て晩夏初秋の頃に感じたようだ。採用の際にデータを見せて「11月だよ」と言ったが、暦の正確さよりもあくまで見た目の印象との判断基準を伝えられ、私もこのケースではその通りだと納得した。

午前6時台の公園は野鳥を撮る環境としては暗い。小さく素早いスズメをちゃんと撮るとなれば尚更だ。当日のデータを見てみると、スズメに関してはお見せできない哀れな失敗カットがたくさんあった。

何に固執していたのか?

もう少し柔軟に撮っていれば…。

しかし、風景を撮りに来てたのであれば少しは納得がいく。

さて写真のスズメが写っている場所は、ここを訪れると一度は立ち寄るポイント。確か桜(ヒカンザクラ)やヤマボウシ、コブシなどの木々が立ち並ぶ場所だったと記憶する。

見てわかるように太い幹にちょこんととまって、あまり動かないでいてくれている。

それにしても1/60というシャッタースピードはゴイサギを撮るんじゃないんだから(汗)という遅さ。三脚を使ったってキョロキョロする被写体がねぇ…という設定。

でもこの子はよく協力してくれた。しかもギターピックみたいなフォルムで可愛い!

早朝の景色を撮りに来て、いつものような「スズメを撮るぞ!」というテンションではなかった。しかし逆にそれが功を奏し、当時としてはあまり考えていなかった風景を取り入れた「アート的な写真」を生み出すことができたのであろう。

それまでは可能な限りスズメに接近し、寄りの写真ばかり好んで撮ってきたが、スズメの写真を風景と交わらせ美しく撮ろうとハッキリ意識したのは、この写真が『あした、どこかで。』(2015年)で世に出てからで、かなり思い出深い一枚と言える。

文・写真:うえだこうじ

撮影同日の別カット

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