STORES · あした、どこかで。 · うえだこうじ作品 · お知らせ · さえぐさはなえ · フォトエッセイ · 雑記

写真で振り返る『あした、どこかで。』#05


人気ブログランキング

にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ
スズメ写真集『あした、どこかで。』
雀の写真(冬・12月)
NIKON D7100 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
f/ 6.3 1/1250 ISO320

シリーズ第5話

うえだこうじが『あした、どこかで。』に採用された写真について語る新企画

“写真で振り返る『あした、どこかで。』”

5話目は、2020年4月22日に愛知・三重・岐阜の三県で放送されたCBCテレビの『チャント!』でもチラッと映ったこの一枚(TOP画像)の裏話を当時の記録と記憶を辿りながら語っていきたい。

スズメ写真集『あした、どこかで。』
作中では小さな扱いだったが(右上の写真)テレビ放映後の反響は大きかった。

一緒に遊んでる気分で
撮った会心の一枚!?

記録によると、この写真を撮ったのは2014年12月31日、大晦日。

え〜!? 大晦日までスズメ撮りに行ってるの? と思う方もいらっしゃるかも知れないが、

ほぼ毎年行っている!

一年のお礼というか、感謝というか…とにかく「今年一年ありがとね!」という気持ちを(なんとなく)伝えたくて。それに正月は飲んだくれてしまうことも多いので、新春初撮影は早くて1月2日、遅いと5日くらいからになってしまうから、お礼参り的なことは大晦日にと決めている。

雀の写真(冬・12月)

都心でも1月も間近になるとさすがに葉を落とした木々ばかり。その分落ち葉はたっぷりあって、そんなところにスズメたちは集い何やら探している。

幸いスズメたちがいる場所は日向だったので、いつものように太陽を背にしつつゆっくり近づいて撮影を開始する。

カメラを構えファインダーから見ていると、まるで雪遊びをする無邪気な子供のようじゃないか!

彼らは降り積もった落ち葉の中でそれを掻き分け、潜り、巻き上げ、時にキャッキャと声を上げ、中には小競り合いを始める子達もいたりした。

その光景に接し、私はだんだんスズメの世界に引き込まれて行った。撮影しながら私も一緒に遊んでいる気分になってきた。

まるで雀のお宿で舞や踊りを見ているようだ。

「チュリッ」と声がすれば「お!歌まで披露してくれるのかい?」といった具合で、私の頭の中は完全にトリップしてしまった。

いろんな写真が撮れた。どの子も絵になるので、とにかくたくさんシャッターを切った。

そんな中一番のお気に入りが、『あした、どこかで。』に収録され、今回の一枚ともなったこの写真。

なんとこの子は葉っぱを頭に被っている。阿波踊りの踊り子さんのように。

可愛いじゃないか!

〜一年のお礼に来たはずのおじさんは、またもやたくさんのの宝物をもらい、スズメに感謝して楽しい新年を迎えましたとさ〜

ちゃんちゃん♪

文・写真:うえだこうじ

スズメ写真集『あした、どこかで。』

撮影同日の別カット

写真で振り返る『あした、どこかで。』は今回が最終回。
次回は『あした、どこかで。2』について振り返っていきたい。

お客様の声

下のリンクをクリックしていただけると励みになります。


人気ブログランキング
にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

スズメ写真集のaliveOnline
雀の写真や本もきっと良運をもたらします
だいきちグッズはSUZURI
もっとカジュアルに!!
スズメのキャラグッズもおすすめです
STORES · あした、どこかで。 · うえだこうじ作品 · お知らせ · さえぐさはなえ · フォトエッセイ · 雑記

写真で振り返る『あした、どこかで。』#04


人気ブログランキング
にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ
写真うえだこうじ
スズメ写真集『あした、どこかで。』に採用された一枚
NIKON D610 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
f/ 5.6 1/640 ISO250

シリーズ第4話

うえだこうじが『あした、どこかで。』に採用された写真について語る新企画

“写真で振り返る『あした、どこかで。』”

4話目は、秋雨が降る中で撮影したこの一枚(トップ画像)。ベンチの背もたれに止まったスズメが作中で語った言葉「こんな雨の日まできたの?」の裏話を当時の記憶と記録を辿りながら語っていきたい。

『あした、どこかで。』
おやおや、こんな雨の日まできたの?
私が撮影時に感じたことも物語にも巧みに組み込んでもらってます。

ハプニングは絆を深める
絶好のチャンス!?

この写真が撮影されたのは2014年10月13日月曜日のこと。前日はイベントがあったらしく、いつもの場所が少々荒れていたような記憶がある。

雨は基本的に小降りだったが、時折強くも降った。

撮影環境として雨の日は決して良いとは言えない。しかし雨のムードというのは好きで、スズメの撮影を始める以前から雨が降るとウキウキした。

でも当時は雨具などの防雨装備は傘くらいしか使っておらず、その傘も撮影中は畳んでしまうので、頭のてっぺんから爪先までずぶ濡れになるのが常だった(今はレインコートや雨に強いブーツを使っている)。

…!

おっと、長くなりそうなので(汗)雨の日の装備についてはまた別の機会ということで、話を進めていきたい。


撮影同日の別カット


さて、雨の月曜日。

本来なら休日の喧騒から一転して静かな場所となるはずだった。しかも雨の日だ。

しかしどうも騒がしい。何が?と言えばスズメがである。

いつもの場所で警戒音を鳴らすスズメたち。というよりも「木」が鳴いているような状態…。

スズメは様々な木々に隠れ鳴いているのだ。

何事かと思ったが状況は不明。私の姿を見てとりあえず顔を出すスズメもいた。

出てきた子たちを撮りながら歩みを進めると、なぜ騒いでいるのかが分かった。

タカだ。タカが飛んでいる!

びっくりしたが、よく見るとそのタカは鷹匠さんが訓練のためか何かで連れて来た子だった。

しかしスズメたちにはそんなこと関係ないのだろう。

とにかく警戒音の大合唱。

スズメは外敵から身を守るために人間をうまく利用する、と言われている。

少々馴染みとなっている私(人間)を利用しようと思ったのか、木々をつたって追ってくる子もいた。

こんなハプニングは滅多にない。ここで存在を印象付けられれば今後さらに…とヘンテコな野心が芽生え、私は撮影を止めスズメのための防衛ラインになろうと思いついた。

しかしどうすれば?

考えついたのは、ただそこに大人しくいること。しかも自然にゆっくり動きながら。

いつも通りということだ(汗)

こうしてしばらくタカ&鷹匠さんvsスズメ&すずめおじさんという図式で時を過ごした。

しばらくして…

鷹匠さんがその場所を去り、スズメたちも静かになった。どこかへいく子も増えてきた。

さて、濡れて寒くなってしまったが、私も撮影再開。

「スズメが鳴く木」を去り広場の方へ。そこにはベンチがあるので

ちょっと座ろうと思った。

まだ私を追ってくる子たちがいることが目の端で分かった。といっても犬が追いかけてくるような感じでなく、遠巻きにしている感じだ。

さてベンチのそばまで来たが、そのときふと思った。

お尻が濡れる!

雨具なしですでにずぶ濡れではあるが、お尻周りは死守していた。ここでベンチに座ればそこも浸水、どうするか…

と逡巡していると、遠巻きに私を追ってきたと思われる数羽のスズメたちがフワッと現れ、ベンチの背もたれにとまった。

スズメは何しに来たのか?

見たところ安心しているようにも見えない。

でもこっちをみている。警戒されたか? ではなぜ近づいてくるのか?

私はいつものようにそっと構え、そのスズメを撮った。

そのレンズ越しに

「こんな日まで来たのか? 物好きだねぇ」

という声が聞こえてきた。

私をどのような存在と見ているのか、その真実は分からない。

でも、ベンチの前で佇むずぶ濡れ状態の私を心配してくれたのでは? と思ったりする。

もしかしたら、タカの一件でスズメに利する行為をした(と思う)私への何らかの

好意的な意思表示なのか!?

スズメが背もたれに止まったせいもあるが、どちらにせよ私はベンチに座れず(笑)その横で立て膝になり写真を撮ることになった。膝から下は泥だらけになったが、

お尻は死守した(笑)

それは数分の出来事。すぐに彼らはどこかへ飛んで行った…

文・写真:うえだこうじ

スズメ写真集『あした、どこかで。』

撮影同日の別カット

お客様の声

下のリンクをクリックしていただけると励みになります。


人気ブログランキング
にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

スズメ写真集のaliveOnline
雀の写真や本もきっと良運をもたらします
だいきちグッズはSUZURI
もっとカジュアルに!!
スズメのキャラグッズもおすすめです
STORES · あした、どこかで。 · うえだこうじ作品 · お知らせ · さえぐさはなえ · フォトエッセイ · 雑記

写真で振り返る『あした、どこかで。』#03


人気ブログランキング
にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ
NIKON D610 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
f/ 5.6 1/60 ISO250

シリーズ第3話

うえだこうじが『あした、どこかで。』に採用された写真について語る新企画

“写真で振り返る『あした、どこかで。』”

3話目は、『あした、どこかで。』の作中に止まらず、写真作品“夏の終わりは秋の始まり Ⅱ”としても販売しているこの写真(トップ画像)について、撮影秘話や思い出などを書き綴る。


新機材への期待と作品への渇望が
いつもと違う結果を産んだのか!?

この写真は2013年10月19日に発売されたNikon D610を導入したばかりの頃撮影したもの。日付けをみると11月2日とある。

いつもは朝といっても太陽がかなり登ってから撮影をするのだが、この日はどうしてか夜明け前に家を出て公園の森から出てくる朝陽を撮っている。

まだ『あした、どこかで。』のプランの「プ」の字もない頃。一体何を考えていたのかは思い出せないが、新しい機材への期待とそこから生まれる(かもしれない)新しい何かを求めての行動であったのだろう。

11月といえばもう冬と思うかもしれないが、私の住む地域では秋の中ごろ。見る場所によってはまだ夏の名残りさえも感じることがある。実際にモミジの紅葉など、遅い年では12月中旬になってからようやく本格化する場合もある。

ところで、『あした、どこかで。』も販売している他の作品も、基本的には現在妻となったさえぐさはなえさんが写真を選んでくれるのだが、彼女はこの写真を見て晩夏初秋の頃に感じたようだ。採用の際にデータを見せて「11月だよ」と言ったが、暦の正確さよりもあくまで見た目の印象との判断基準を伝えられ、私もこのケースではその通りだと納得した。

午前6時台の公園は野鳥を撮る環境としては暗い。小さく素早いスズメをちゃんと撮るとなれば尚更だ。当日のデータを見てみると、スズメに関してはお見せできない哀れな失敗カットがたくさんあった。

何に固執していたのか?

もう少し柔軟に撮っていれば…。

しかし、風景を撮りに来てたのであれば少しは納得がいく。

さて写真のスズメが写っている場所は、ここを訪れると一度は立ち寄るポイント。確か桜(ヒカンザクラ)やヤマボウシ、コブシなどの木々が立ち並ぶ場所だったと記憶する。

見てわかるように太い幹にちょこんととまって、あまり動かないでいてくれている。

それにしても1/60というシャッタースピードはゴイサギを撮るんじゃないんだから(汗)という遅さ。三脚を使ったってキョロキョロする被写体がねぇ…という設定。

でもこの子はよく協力してくれた。しかもギターピックみたいなフォルムで可愛い!

早朝の景色を撮りに来て、いつものような「スズメを撮るぞ!」というテンションではなかった。しかし逆にそれが功を奏し、当時としてはあまり考えていなかった風景を取り入れた「アート的な写真」を生み出すことができたのであろう。

それまでは可能な限りスズメに接近し、寄りの写真ばかり好んで撮ってきたが、スズメの写真を風景と交わらせ美しく撮ろうとハッキリ意識したのは、この写真が『あした、どこかで。』(2015年)で世に出てからで、かなり思い出深い一枚と言える。

文・写真:うえだこうじ

撮影同日の別カット

お客様の声

下のリンクをクリックしていただけると励みになります。


人気ブログランキング
にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

スズメ写真集のaliveOnline
雀の写真や本もきっと良運をもたらします
だいきちグッズはSUZURI
もっとカジュアルに!!
スズメのキャラグッズもおすすめです
STORES · あした、どこかで。 · うえだこうじ作品 · お知らせ · さえぐさはなえ · フォトエッセイ · 雑記

写真で振り返る『あした、どこかで。』#02


人気ブログランキング
にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ
絵本のようなスズメ写真集『あした、どこかで。』
NIKON D7100 AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
f/ 8 1/2500 ISO640

シリーズ第2話

前回より始まった、私うえだこうじが『あした、どこかで。』に採用された写真について語る新企画

“写真で振り返る『あした、どこかで。』”

今回は裏表紙について、撮影秘話や思い出などを書き綴る。


1st写真集の裏表紙~これがスズメ写真撮影の極意!? ~

この写真が撮影されたのは2014年3月31日。

まだスズメ写真集『あした、どこかで。』の企画が持ち上がる前。

場所はたしか大手町〜有楽町あたりのちょっとした広場のようなところだったと記憶する。

開花宣言から満開までが早かった年だ。

あの時は、桜見物は混雑するから本気モードではなく、あくまで見物客としていこうとNikonD7100(DX)に18-300の手軽な高倍率ズームだけを持って出た。

それでもRAW(カメラ内部で画像処理をしていない高品位の画像データ)で撮っているのは「諦めきれない何か」なのかもしれないが(笑)

お気軽のはずが一応RAWで撮影しているところがなんとも…(汗)

とにかく写真のことは脇において、桜散歩を楽しんだ。

ちょうどお昼ご飯の時間でもあったので、ゆっくり食事をして食後にベンチでのんびりしていたら…

近くにスズメがいた

大手町とか有楽町あたりは都会の真ん中にも関わらず割とスズメがいる。とはいえ馴れ馴れしい感じはなく人間には一定の警戒心をもっている。

でも◯◯を狙っている

スズメは人がもたらす「何か」を期待する生物。彼らは目の前のことをしながらも、ベンチで休む私たちにも関心を寄せている。

一緒に桜見物に来たさえぐささんは、早くからスズメの存在に気づいていて、スズメが徐々に近づいて来ていることを知っていた。

「ほら、花壇から覗いてる(笑)」

そう言われ見てみると、確かに花壇から一羽のスズメがこちらを見ている。

なんて可愛い光景だろう!!!

しかし、この時一瞬後悔した。

ちゃんとした装備を持ってくれば良かった。

でもそれは仕方のないこと。

とにかく頑張った…。

この時点から急遽本気モードでやるだけやったのが、この裏表紙使われた写真。

さらに別カットが中面にも収められている。

望んでもなかなか出会うことができない絶好のシーンというのは得てして「気を抜いている時」に訪れるものである。

私自身「無関心戦法」はスズメ写真に有効だと常々いっているわけで、思えばこの日は初っ端から気を抜きっぱなしだったから、究極奥義が自動的に炸裂してしまったのかもしれない(笑)

写真については、難しく言えばそれなりに悔いはあるが、あんなに可愛いシーンに出会えたことには大満足だった。

実際あの日以来、同じような光景に出会っていない。大いに勉強になった。

ところで、『あした、どこかで。』の裏表紙。実はこれも表紙同様に終盤まで写真を決めることができなかった。

というか裏表紙については話し合っていなかった。

でも私は密かに河津桜とスズメの写真を裏表紙の候補として隠し持っていたので、制作終盤に裏表紙の話が出た時、さえぐささんに写真を見せて「どう?」と聞いてみた。

とっておきだったのに結果は薄いリアクション。個人的にはいい写真だと思ったのだが何故かピンとこないらしい。

その後、あれはどちらから言い出したのか…。

花壇からこちらを覗くスズメの写真あったじゃない? それにしよう。と、過去の写真から発掘。

写真を見て2人で笑ったのは、本当に良い思い出。

この写真は「みんなをちょっぴり笑顔にする」と確信できた。

文・写真:うえだこうじ

撮影同日の別カット

お客様の声

下のリンクをクリックしていただけると励みになります。


人気ブログランキング
にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

スズメ写真集のaliveOnline
雀の写真や本もきっと良運をもたらします
だいきちグッズはSUZURI
もっとカジュアルに!!
スズメのキャラグッズもおすすめです
STORES · あした、どこかで。 · うえだこうじ作品 · お知らせ · さえぐさはなえ · フォトエッセイ · 雑記

写真で振り返る『あした、どこかで。』#01


人気ブログランキング
にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ
あした、どこかで。の表紙写真
NIKON D7100 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
f/ 6.3 1/1000 ISO320

シリーズ第1話

1st写真集の表紙 『あした、どこかで。』誕生の瞬間

2015年3月初頭。河津桜も咲き揃い空気も幾分温かくなってきた。

この頃の私は「スズメをより生き生きと撮るには?」という課題を胸に日々馴染みの子たちがいる公園に通い詰めていた。

近づきたいけど、近づき過ぎはいけない。カメラの音もできるだけさせないように…と、あれこれ制限を設けながらの撮影は大変だ。

でもレンズ越しにスズメの元気な姿を見ることは、撮影する以上に私にとって癒しの時間なので、嫌になるということは一切なかった。

早朝から撮影を開始し時刻は午前9時を過ぎ。

私はこの時間帯が一番好きだ。何より人出が減り辺りが静かになる。

頂点まで上りきらない太陽の位置も良い。

気のせいかもしれないが、スズメもこの時間はリラックスしているように感じることが多い。

それでもそんな中に人間がドタバタ入っていけば、当然スズメは緊張するし逃げもする。

なので場の雰囲気を壊さないようにソロリソロリ慎重にスズメが集う場所に接近する。

一番うまいやり方は無関心を装い、近くにベンチがあればそれに座ってしばらく何もしないこと。

無関心な人間に対してはあまり警戒心を高めないし、ともすれば大胆に近づいてくることもある。

ただ“無関心な人”を演じるのは難しい。本当はチョー関心をもっているのだから(笑)

この「無関心戦法」は失敗したり成功したりと、まだ確立された“技”ではないが私は日々その技を磨いている。

スズメが近づいてきた!

といってもまだ4、5メートルは離れている。

このまま撮影することも可能だが、せめてあと1、2メートルほどは近づきたい。

しかしまずは撮りはぐりのないようこの位置からスズメ撮ろう。ここでスズメに許されれば近づくのも容易になるし…と撮影を開始。

順調だ。

次は“あちら”が近づいてくるか“こちら”が近づくか、だが近づいてこない…(汗)

ならばこちらから!!! と、こんなやりとりをいつもやっている。

最初のスズメ写真集『あした、どこかで。』の表紙の子が撮れたのも、まさにこんなやりとりの中でだった。

明るく弾む気持ちを表すように、ピョンと片足を上げた可愛らしいポーズ。そして、ちょっととぼけたような…それでいて自信たっぷりの表情。

明日への希望がテーマの『あした、どこかで。』の表紙に相応しい一枚はこれしかない!

そう思ってデータをさえぐささんに見せたところ、一目で気に入ってくれた。

元々別の写真を仮の表紙にしていたが、この写真を見せたら即採用だった。

以前別の提案をした時は、凍えながら撮影したにも関わらず却下されたので私もとても嬉しかった。

さえぐささん曰く、“足もとはセメント、背景は緑。本当になんてことない「その辺」の写真っていうのもコンセプトに合っているし、片足を上げたポーズのレア感も良い”と。

あの時の彼女の会心の笑顔は忘れられない。

これで本の顔が決まり世に出るための準備ができた! まさに『あした、どこかで。』誕生の瞬間である。

文・写真:うえだこうじ

撮影日のできごと

ジョウビタキ
まだジョウビタキ(♀)がいた。私はこの辺りにある彼女の縄張りを熟知していたので、割とたくさん撮らせてもらったことを思い出した。しかし彼女からしたらとても迷惑だっただろう(笑)
お客様の声

下のリンクをクリックしていただけると励みになります。


人気ブログランキング
にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

スズメ写真集のaliveOnline
雀の写真や本もきっと良運をもたらします
だいきちグッズはSUZURI
もっとカジュアルに!!
スズメのキャラグッズもおすすめです
あした、どこかで。 · うえだこうじ作品 · おすすめ · お知らせ · さえぐさはなえ · スズメ · 東京すずめ

CBC『チャント!』スズメ専門写真家として紹介されました!!

2020年4月22日 CBCチャント!に出演しました

にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

こんにちは。5月になりましたね!さえぐさはなえです。

道路脇にはツツジが咲き乱れ、カレンダーだけではなく肌で季節が変わったことを感じる今日この頃です。

今からちょうどひと月前のことになります。うえださんと私は桜の花びら舞う名古屋市に行ってきました。

なぜかというと・・・“スズメ専門写真家”として、CBCテレビ『チャント!』の取材を受けるためなんです!

きらきらすずめ「六六だちゅん!」好評発売中です

放送はコロナの影響で度々延期になりながらも、遂に2020年4月22日に放送されました。(おぉ!22チュンチュンの日w)

とても良い内容だったのですが、残念ながら放送エリア(愛知/三重/岐阜)以外の方は観ることができませんでしたので、当日の様子なども交えながら、このブログで番組内容について少しお話しさせて頂きますね!

さて、私とうえだこうじさんが名古屋へ向かったのは、元から取材予定の入っていた4月7日。緊急事態宣言の効力が発生するまさに直前の日でした。一日ずれていたら企画自体なくなっていたかも・・・歴史的にははもちろんですが、自分たちにとっても記憶にも残る日となりました。

うえださんは20年以上ぶり、私は10年以上ぶりの名古屋駅です。東京駅から新幹線でビューンと行くこと1時間40分、意外と近いんですね!

ドキドキしながら待ち合わせのメッカという「銀時計」の前で待ちます。すると今回この企画を担当されている若くて可愛いディレクターさんが迎えに来てくれました。

さっそく車両に乗り込み、局までの道のりで車窓からつい、いつものクセでスズメを探す・・・けどいない。カラスはいるけど、いない。(今日ちゃんと撮れるんだろうか・・・)ちょっと心配になりました。

テレビ局の大きな社屋に着いて、いきなり室内インタビューからスタートです。キンチョーするうえだ氏。

でもスズメのことについて話していくうちにだんだんと落ち着いて、いつものうえださんに戻っていました。

テレビ局の中でまずはインタビュー
スズメの魅力について語る

さて、室内でのインタビューが終わると近くの大きな公園でさっそく撮影開始です!

車両を降りて横断歩道を渡ろうとした・・・その時!

「チュンチュン!」

声がするっ!声がするっ!!

敷地に入ると同時にシャッターを切り始めるうえださん。さすがです、いつでも準備できています。

うえださんは自身が寄稿する雑誌『BIRDER』などでも撮影方法として、

「撮影地に入る前にカメラを準備しておくこと。また最後までカメラはしまわないこと。なぜなら入口や出口で突然出くわすことが多いからだ」

と書いていましたが、まさにその通りのことが起きました。

自ら実践しておられる方は違います、隙がありません!! そうして1枚目のチャンスを逃さずにゲットすることができました。

こんにちは!名古屋のスズメさん。こいつは幸先いいぞォ!!

それ以降も声のする方へ、ウッキウキ♪で向かううえださん。急に足どりが軽くなりました。スズメが本当に好きなんですね。

ここのスズメさんは都会の公園特有の人に慣れた様子も感じられ、どこか遠くへ逃げていってしまうことなく、噴水を行ったりきたりしながら存分に水浴びを楽しんでいました。

お昼を挟んでお腹も満たしたところで、今度は街中でスズメ探索。緊急事態宣言前とはいえ、いつもよりだいぶ人は減っているとのこと。桜がまだとても綺麗な時期で、こんな時期でなければちゃんと楽しめたのにね・・・そんな思いなど知る由もなく桜は花びらをひらひらと舞わせながら美しく咲いていました。

そして他にも、人間の思いなどそっちの気で桜を楽しむ輩が・・・!!

「チュンチュン! チュチンュチュン!!」

そうです、スズメちゃんです。咲き誇る桜を縦横無尽に跳び回り蜜を吸って大はしゃぎしているスズメちゃん。

「し、幸せ・・・♡」

まさか、こんなにたくさんのスズメに出会えるとは・・・っ!!

ここであったが百万ちゅーん!!! 夢中でシャッターを切るうえださん。

ツイてます。

スズメがラッパ飲みした桜がクルクルと落ちてくる公園で、幸せなひと時を過ごすことができました。

最後は桜の名所「鶴舞公園」で締めのインタビュー。

朝7時に家を出てから9時間半・・・オバサン(私)は化粧も体力もすでにボロボロでしたが、慣れないインタビューにしどろもどろながら答え、なんとかうまくまとめて頂けました。

いやー、今回も初めての場所なのに写真をきちんと撮ってインタビューに上手に答え、緊張しながらもしっかりと結果を出したうえださん。

改めて尊敬しちゃいましたね!

私たちはいつも仕事では「裏方」なのですが、私はその言葉に甘えていました。うえださんを見ていて、こういう時に差が出るのだとハッキリわかりました。

自分の人生には自分しか「表方」がいないのだと、意識しておかねばなりません。

私さえぐさはなえ、はずかしながら勉強になりました!このような機会を与えて頂き、本当にありがとうございました。

それではまた、次の機会に!!

さえぐさはなえプロフィール

うえだこうじプロフィール

下のリンクをクリックしていただけると励みになります。


にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

本の詳しい情報はaliveOnline Shopにて

STORES · あした、どこかで。 · うえだこうじ作品 · おすすめ · さえぐさはなえ · スズメ · 東京すずめ

実は牛の話だった・・・!?『あした、どこかで。3』その3


にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

こんにちは、さえぐさはなえです。

最後は「もの差し」を変えて「本当の自分」に出会うことについてお話ししたいと思います。

『あした、どこかで。3』では「失う苦しみ」をテーマにしているとあとがきで書きましたが、どうして苦しいのかというと自分がこうであって欲しいと思うことが叶わなくなった時に、どうしても受入れ難くなって苦しみに変わるのだと思います。

けれどもし、花を見ている間だけが幸せだとしたら、花が散ってしまったら不幸ということにになってしまいますよね。

でも花を愛でる心は・・・? 大切にしてさえいれば、どこにも行きません。

だからこそ再び花にめぐり会った時、いえ、思い出しただけで、何度でも幸せになれるのではないでしょうか。

心は自分の中にあって、誰にも奪われないものです。

「花がきれいだから好き」なのではなく、「花が好きだからきれい」と感じられるのだと思考を切替えてみましょう。

そうすると、幸せは「花のきれい度合い」で決まるのではなく、「花の好き度合い」で決まるので、好き度合いを高めるほどに花は楽しめるのです。

そして何よりも「花を好きな自分」はどこにも行きません。

花を好きな自分の心を大切にして生きていけば、いつでも幸せに出会えるし、新しい出会いの中でより豊かな人生を歩めるでしょう。

これが私の辿りついた『十牛図』の「六、帰牛帰家(きぎゅうきか)」=真の自己と再び一つになる、辺りまでです。

あと4枚の絵はさらに高度です。

残り4枚と照らし合わせてみると、もしかすると次のagainではいいセン行ってるかもしれないとは思うのですが、特に意識して作った訳ではないので、『十牛図』のお話はここでおしまいにします。

よかったら皆さんも『十牛図』を見てみてください。面白いですよ。

さて「本当の自分」を見つけたスズメはいつもと変わらない日常の中で、何に出会ったのでしょうか。

答えは最後のページにあります。

“どこにいるの?” “ここにいるよ!” 常識にとらわれずに文字を自由にレイアウトしたシーンの一つ。
ここでは「足もとからする声」をイメージしました。
“ここにいるよ!” あえて「そばにいる」のではなく「ここにいる」という表現を使う必要がありました。
飛び込むスズメの向かう先は・・・? そう、あなたの胸の中。二つではなく一つになるのです。
うえださんが最高の写真を当ててくれました。
本の真ん中あたりにある、一斉に飛び立つスズメの写真。
自ら心にフィルターをかけてしまっているスズメは、皆が自分を置いて行ってしまうように見えます。
あとがきの後にある、一斉に飛び立つスズメの写真。自らの心のフィルターを取り除いた後、どう見えるでしょうか。「さぁ、いっしょに飛び立とう」と言っているように見えませんか? そんな願いを込めたシーンです。
お話の最後から一つ前のシーン。よく見るとスズメとスズメの間に少し空いているところがありますね。
ここは「あなたのためのスペースですよ」というメッセージです。
一つのものを二つに分けて、確かな一つになったら今度はまた仲間のもとへとかえっていくのです。

おわり

お客様の声
あなたにそっと寄り添う、優しい本です

さえぐさはなえプロフィール

本の詳しい情報はaliveOnline Shopにて

下のリンクをクリックしていただけると励みになります。


にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

STORES · あした、どこかで。 · うえだこうじ作品 · おすすめ · さえぐさはなえ · スズメ · 東京すずめ

実は牛の話だった・・・!?『あした、どこかで。3』その2


にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

こんにちは、さえぐさはなえです。

今回は私が引き込まれた『十牛図』を手がかりに、スズメがどのようにして「本当の自分」に出会っていくのかをお話ししていきたいと思います。

『十牛図』は禅の教えで、修行の段階を10の絵と詩で表したものです。

それは「一、尋牛(じんぎゅう)」という、牛がいなくなったと思った男が牛を探しに行く絵から始まります。

牛は「真の自己」を置き換えたものです。本来、どこにも行きようのない自分を見失ったと思って探しに行くんですね。

『あした、どこかで。3』では、スズメは自分を幸せにしてくれていた「何か」をなくした思い、旅をしながら「あなたは私の探しているものですか?」と尋ねます。

本当は「自分」を探しているのですから当然、相手からは「違いますよ」という答えが返ってきます。

でもスズメにはその認識がないので、もう見つからないと思ってがっかりしてしまうのです。

側から見ると滑稽かもしれませんが、光と鏡がなければ自分の顔を見られないように、人間はいつも何か外的な要素と照らし合わせて自分を見ているものです。

だから自分を見失ったと思うような時は、外的な要素によって思い込みや偏執といった何らかのバイアスがかかっていて、「自分が思う自分」と「本当の自分」との間に齟齬が起こっている状態なのではないかと私は考えます。

それは「世間の常識」とか「地位」「お金」など一見まともそうな知識でできた「もの差し」で測った結果生まれるのではないでしょうか。

『あした、どこかで。3』はそのバイアスを取り除いて、本当の自分に出会う旅のお話です。

ただ、このバイアスというのがどうにも厄介で、自分を過大評価する方向にも、過小評価する方向にも作用して私たちを迷わせます。

もし過大評価で勘違いしているなら「おめでたい人」ですし、過小評価で萎縮しているなら「もったいない人」で、いずれも「幸せな人」とは言えませんね。

どうも「本当の幸せ」を得るためには外的な要素による「もの差し」に左右されない「本当の自分」を確立させておく必要がありそうです。

お話の中でスズメが問答する動植物は、作者側が意図的に選んだものです。

サクラは散る、アジサイは色が変わる、イチョウは落葉する、タンポポは綿毛になる、ジョウビタキは渡り鳥。

そう、いずれも移り変わりがハッキリしているものたちです。

前回「諸行無常」でお話しした通り、周囲の環境は移り変わるもの。

それに合わせて一喜一憂していては身が持ちませんので、あえてわかりやすいものを選びました。

水鏡に映るものは…
“地味だけど” 自分を泥水に映して見れば、当然土色に見えますよね。
綺麗な羽ですね
“きれいで” でも違う角度から見たら?気がつかないだけで、本当は綺麗かもしれませんよ。

つづく

お客様の声
あなたにそっと寄り添う、優しい本です

さえぐさはなえプロフィール

本の詳しい情報はaliveOnline Shopにて

下のリンクをクリックしていただけると励みになります。


にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

STORES · あした、どこかで。 · うえだこうじ作品 · おすすめ · さえぐさはなえ · スズメ · 東京すずめ

お手紙のご紹介 〜あした、どこかで。〜

お客様からのお手紙をご紹介いたします

にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

こんにちは❣️
今回も店長むすびに代わりまして、さえぐさはなえがお届けします。

以前、こちらのニュースでも『あした、どこかで。』シリーズはバードカービングの参考資料として使って頂いていることをご紹介しましたが、今回はカービングをされているお客様からのお手紙をご紹介したいと思います。
(ちなみに写真のスズメは市販のチュンチュン鳴くフィギュアです)

《お手紙より一部抜粋》

〜まず驚きましたのは、三枝様がいかにこの本を愛し大切に思われているかが分かったことです。
一冊一冊丁寧に包装され可愛いシールを目にした時は、今時まだこんな若い方がいらっしゃるのかと感激致しました。

身近な雀がこんな素晴らしい写真になって、いつでも目にする事ができるなんて、想像以上です。
本を開くとチュンチュンと鳴き声が聞こえてくるようです。

(中略)

きっと〝あした、どこかで〟は私のストレスを解消してくれることでしょう。写真えほん というよりは 写真詩集といえると思います。

本当に良い本と出会えたことに感謝致します〜

ありがとうございます

お電話を作者自ら受け、ご注文商品を1冊ずつ検品し個包装にして発送するなんて普通はないことなのかもしれませんが、aliveは世界一小さな出版社ですので、心をこめて本人が応対させて頂いております。

そのため本を子供のように大事にしていることはもちろんなのですが、同時に送り出すものでもあるので、できるだけ気に入って可愛がって頂けるようにと、つい熱が入ります。

私が封を閉じた後、最初に開けるのは読者様なので開けた時の笑顔を想像しながら品質と遊び心、幸運のお祈りを込めて送り出しております。

写真は年々技術を上げていっておりますので、カービングのお供として、また実際には触れることのできないスズメの羽毛や顔の細部までじっくりとご覧頂き、癒やしの友としてお傍において頂けましたら幸いです。

『あした、どこかで。』はライトなストーリー仕立ての「写真えほん」として誕生しましたが、文や展開は回を追うごとにより繊細になって参りましたので、「写真詩集」と言って頂けたことはたいへん光栄で励みになります。これからも精進して参ります。

もし『あした、どこかで。』シリーズをまだパート1しか持っていないという方、ぜひ「パート2」を、2までという方はぜひ「パート3」をお求めください。

作者の成長と共に進化してきたおすすめの本です。

さえぐさはなえプロフィール

あなたにそっと寄り添う、優しい本です

本の詳しい情報はaliveOnline Shopにて

下のリンクをクリックしていただけると励みになります。


にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

STORES · あした、どこかで。 · うえだこうじ作品 · おすすめ · さえぐさはなえ · スズメ · 東京すずめ

実は牛の話だった・・・!?『あした、どこかで。3』その1


にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

こんにちは!さえぐさはなえです。
今回は『あした、どこかで。3』で、私が密かに挑戦していたもう一つのテーマについてお話したいと思います。

なんでいつも密かになのか、って?(笑)
それは全部話してしまうと読んだ人が謎解きをする面白さがなくなってしまうからなんですね。
自分なりに読み解いて頂いて、「あっ、これってこういうことかも!?」と楽しんで頂けたら嬉しいなと思い、様々な仕掛けを密かに施してあるのが『あした、どこかで。』シリーズです。

それでもパート3ではうえださんから「わかってもらえなければ意味がないから、解説を入れなさい」との命を受け入れさせて頂いていたのですが、まだ隠し球をとっておいたのですョ・・フフフ。(ΦωΦ)キラーン+.

発売から日が経ちましたのでここでこうしてお話しさせて頂くことで、また別の味わいを感じて頂けるよい機会になりましたら幸いです。

一冊で何度でも美味しい『あした、どこかで。』をよろしくお願い致します。

さてパート3を読んだことのある皆さんは、メーテルリンクの名作「青い鳥」を連想した方も少なくないと思います。
鳥の本ですし、内容的には私が挑戦したものと重なるところもあるのでそれでも大変光栄なのですが

実は着想を得た題材は「鳥」ではなく…

「牛」を探しにいくお話だったのです…! 

十牛図に着想を得た「あした、どこかで。3」
悟りにいたる十の段階を十枚の図と詩で表した「十牛図」がヒントとなって書き始めたパート3

えええぇえ~っ!な、なんだってぇえ~!?(笑)
イヤイヤ、驚きました? 気づいた方、いらっしゃいましたでしょうか。

前回までの『あした、どこかで。2』の解説で、「私は仕事で仏教に触れることがあった」とお話しましたが、お客様(お寺)の話していることを理解したり、それを一般の方にわかりやすく伝えるために、私はいろいろな本を読みました。

仕事の方向性としては終活というところにも関わっておりましたので、終末医療に関わるお医者様の本や、時にはキリスト教の教え、中学生の頃にかかっていたお医者様がくださった『後世への最大遺物』という本を改めて買って読み直したりもしてみました。

仏教は広く浅く何でも読みましたが、中でも『十牛図』というものに触れた時、とても引き込まれました。

ちょっと昔『自分探しの旅』という言葉が流行って巷でもよく見かけましたね。それまでの人生を振り返って、このままでいいのかと考える…だいたい中年くらいになるとなぜかそこに陥る人が増えてくる不思議な現象です。

もしかすると「大人の反抗期」かもしれません。

その頃の方々の『自分探しの旅』を観察していると、リアルに旅をしてまたもとの人生に帰っていく方もいましたし、一念発起して脱サラしたり転職したりする方もいたようです。

一時期あまりにも気軽に『自分探しの旅』と言うので、言葉の価値そのものまで下がってしまったような印象がありますが、本来は精神の成長を促す「心の旅」を指していたのではないでしょうか。

『十牛図』はまさに、千年くらい前のお坊さんが遺してくれた『自分探しの旅』の手引書といっていいものです。中年の私はちょうどそこにハマってしまったのかもしれません。

“探していたのは「わたし」でしょ?”
心に語りかける不思議な声に誘われて知る衝撃の事実。「目の中に映る自分」という象徴的な写真をうえださんにお願いしたら、素晴らしい一枚を撮ってきてくれました。

つづく

お客様の声
あなたにそっと寄り添う、優しい本です

さえぐさはなえプロフィール

本の詳しい情報はaliveOnline Shopにて

下のリンクをクリックしていただけると励みになります。


にほんブログ村 鳥ブログ スズメへ

最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m