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CBC『チャント!』スズメ専門写真家として紹介されました!!

2020年4月22日 CBCチャント!に出演しました

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こんにちは。5月になりましたね!さえぐさはなえです。

道路脇にはツツジが咲き乱れ、カレンダーだけではなく肌で季節が変わったことを感じる今日この頃です。

今からちょうどひと月前のことになります。うえださんと私は桜の花びら舞う名古屋市に行ってきました。

なぜかというと・・・“スズメ専門写真家”として、CBCテレビ『チャント!』の取材を受けるためなんです!

きらきらすずめ「六六だちゅん!」好評発売中です

放送はコロナの影響で度々延期になりながらも、遂に2020年4月22日に放送されました。(おぉ!22チュンチュンの日w)

とても良い内容だったのですが、残念ながら放送エリア(愛知/三重/岐阜)以外の方は観ることができませんでしたので、当日の様子なども交えながら、このブログで番組内容について少しお話しさせて頂きますね!

さて、私とうえだこうじさんが名古屋へ向かったのは、元から取材予定の入っていた4月7日。緊急事態宣言の効力が発生するまさに直前の日でした。一日ずれていたら企画自体なくなっていたかも・・・歴史的にははもちろんですが、自分たちにとっても記憶にも残る日となりました。

うえださんは20年以上ぶり、私は10年以上ぶりの名古屋駅です。東京駅から新幹線でビューンと行くこと1時間40分、意外と近いんですね!

ドキドキしながら待ち合わせのメッカという「銀時計」の前で待ちます。すると今回この企画を担当されている若くて可愛いディレクターさんが迎えに来てくれました。

さっそく車両に乗り込み、局までの道のりで車窓からつい、いつものクセでスズメを探す・・・けどいない。カラスはいるけど、いない。(今日ちゃんと撮れるんだろうか・・・)ちょっと心配になりました。

テレビ局の大きな社屋に着いて、いきなり室内インタビューからスタートです。キンチョーするうえだ氏。

でもスズメのことについて話していくうちにだんだんと落ち着いて、いつものうえださんに戻っていました。

テレビ局の中でまずはインタビュー
スズメの魅力について語る

さて、室内でのインタビューが終わると近くの大きな公園でさっそく撮影開始です!

車両を降りて横断歩道を渡ろうとした・・・その時!

「チュンチュン!」

声がするっ!声がするっ!!

敷地に入ると同時にシャッターを切り始めるうえださん。さすがです、いつでも準備できています。

うえださんは自身が寄稿する雑誌『BIRDER』などでも撮影方法として、

「撮影地に入る前にカメラを準備しておくこと。また最後までカメラはしまわないこと。なぜなら入口や出口で突然出くわすことが多いからだ」

と書いていましたが、まさにその通りのことが起きました。

自ら実践しておられる方は違います、隙がありません!! そうして1枚目のチャンスを逃さずにゲットすることができました。

こんにちは!名古屋のスズメさん。こいつは幸先いいぞォ!!

それ以降も声のする方へ、ウッキウキ♪で向かううえださん。急に足どりが軽くなりました。スズメが本当に好きなんですね。

ここのスズメさんは都会の公園特有の人に慣れた様子も感じられ、どこか遠くへ逃げていってしまうことなく、噴水を行ったりきたりしながら存分に水浴びを楽しんでいました。

お昼を挟んでお腹も満たしたところで、今度は街中でスズメ探索。緊急事態宣言前とはいえ、いつもよりだいぶ人は減っているとのこと。桜がまだとても綺麗な時期で、こんな時期でなければちゃんと楽しめたのにね・・・そんな思いなど知る由もなく桜は花びらをひらひらと舞わせながら美しく咲いていました。

そして他にも、人間の思いなどそっちの気で桜を楽しむ輩が・・・!!

「チュンチュン! チュチンュチュン!!」

そうです、スズメちゃんです。咲き誇る桜を縦横無尽に跳び回り蜜を吸って大はしゃぎしているスズメちゃん。

「し、幸せ・・・♡」

まさか、こんなにたくさんのスズメに出会えるとは・・・っ!!

ここであったが百万ちゅーん!!! 夢中でシャッターを切るうえださん。

ツイてます。

スズメがラッパ飲みした桜がクルクルと落ちてくる公園で、幸せなひと時を過ごすことができました。

最後は桜の名所「鶴舞公園」で締めのインタビュー。

朝7時に家を出てから9時間半・・・オバサン(私)は化粧も体力もすでにボロボロでしたが、慣れないインタビューにしどろもどろながら答え、なんとかうまくまとめて頂けました。

いやー、今回も初めての場所なのに写真をきちんと撮ってインタビューに上手に答え、緊張しながらもしっかりと結果を出したうえださん。

改めて尊敬しちゃいましたね!

私たちはいつも仕事では「裏方」なのですが、私はその言葉に甘えていました。うえださんを見ていて、こういう時に差が出るのだとハッキリわかりました。

自分の人生には自分しか「表方」がいないのだと、意識しておかねばなりません。

私さえぐさはなえ、はずかしながら勉強になりました!このような機会を与えて頂き、本当にありがとうございました。

それではまた、次の機会に!!

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実は牛の話だった・・・!?『あした、どこかで。3』その3


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こんにちは、さえぐさはなえです。

最後は「もの差し」を変えて「本当の自分」に出会うことについてお話ししたいと思います。

『あした、どこかで。3』では「失う苦しみ」をテーマにしているとあとがきで書きましたが、どうして苦しいのかというと自分がこうであって欲しいと思うことが叶わなくなった時に、どうしても受入れ難くなって苦しみに変わるのだと思います。

けれどもし、花を見ている間だけが幸せだとしたら、花が散ってしまったら不幸ということにになってしまいますよね。

でも花を愛でる心は・・・? 大切にしてさえいれば、どこにも行きません。

だからこそ再び花にめぐり会った時、いえ、思い出しただけで、何度でも幸せになれるのではないでしょうか。

心は自分の中にあって、誰にも奪われないものです。

「花がきれいだから好き」なのではなく、「花が好きだからきれい」と感じられるのだと思考を切替えてみましょう。

そうすると、幸せは「花のきれい度合い」で決まるのではなく、「花の好き度合い」で決まるので、好き度合いを高めるほどに花は楽しめるのです。

そして何よりも「花を好きな自分」はどこにも行きません。

花を好きな自分の心を大切にして生きていけば、いつでも幸せに出会えるし、新しい出会いの中でより豊かな人生を歩めるでしょう。

これが私の辿りついた『十牛図』の「六、帰牛帰家(きぎゅうきか)」=真の自己と再び一つになる、辺りまでです。

あと4枚の絵はさらに高度です。

残り4枚と照らし合わせてみると、もしかすると次のagainではいいセン行ってるかもしれないとは思うのですが、特に意識して作った訳ではないので、『十牛図』のお話はここでおしまいにします。

よかったら皆さんも『十牛図』を見てみてください。面白いですよ。

さて「本当の自分」を見つけたスズメはいつもと変わらない日常の中で、何に出会ったのでしょうか。

答えは最後のページにあります。

“どこにいるの?” “ここにいるよ!” 常識にとらわれずに文字を自由にレイアウトしたシーンの一つ。
ここでは「足もとからする声」をイメージしました。
“ここにいるよ!” あえて「そばにいる」のではなく「ここにいる」という表現を使う必要がありました。
飛び込むスズメの向かう先は・・・? そう、あなたの胸の中。二つではなく一つになるのです。
うえださんが最高の写真を当ててくれました。
本の真ん中あたりにある、一斉に飛び立つスズメの写真。
自ら心にフィルターをかけてしまっているスズメは、皆が自分を置いて行ってしまうように見えます。
あとがきの後にある、一斉に飛び立つスズメの写真。自らの心のフィルターを取り除いた後、どう見えるでしょうか。「さぁ、いっしょに飛び立とう」と言っているように見えませんか? そんな願いを込めたシーンです。
お話の最後から一つ前のシーン。よく見るとスズメとスズメの間に少し空いているところがありますね。
ここは「あなたのためのスペースですよ」というメッセージです。
一つのものを二つに分けて、確かな一つになったら今度はまた仲間のもとへとかえっていくのです。

おわり

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実は牛の話だった・・・!?『あした、どこかで。3』その2


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こんにちは、さえぐさはなえです。

今回は私が引き込まれた『十牛図』を手がかりに、スズメがどのようにして「本当の自分」に出会っていくのかをお話ししていきたいと思います。

『十牛図』は禅の教えで、修行の段階を10の絵と詩で表したものです。

それは「一、尋牛(じんぎゅう)」という、牛がいなくなったと思った男が牛を探しに行く絵から始まります。

牛は「真の自己」を置き換えたものです。本来、どこにも行きようのない自分を見失ったと思って探しに行くんですね。

『あした、どこかで。3』では、スズメは自分を幸せにしてくれていた「何か」をなくした思い、旅をしながら「あなたは私の探しているものですか?」と尋ねます。

本当は「自分」を探しているのですから当然、相手からは「違いますよ」という答えが返ってきます。

でもスズメにはその認識がないので、もう見つからないと思ってがっかりしてしまうのです。

側から見ると滑稽かもしれませんが、光と鏡がなければ自分の顔を見られないように、人間はいつも何か外的な要素と照らし合わせて自分を見ているものです。

だから自分を見失ったと思うような時は、外的な要素によって思い込みや偏執といった何らかのバイアスがかかっていて、「自分が思う自分」と「本当の自分」との間に齟齬が起こっている状態なのではないかと私は考えます。

それは「世間の常識」とか「地位」「お金」など一見まともそうな知識でできた「もの差し」で測った結果生まれるのではないでしょうか。

『あした、どこかで。3』はそのバイアスを取り除いて、本当の自分に出会う旅のお話です。

ただ、このバイアスというのがどうにも厄介で、自分を過大評価する方向にも、過小評価する方向にも作用して私たちを迷わせます。

もし過大評価で勘違いしているなら「おめでたい人」ですし、過小評価で萎縮しているなら「もったいない人」で、いずれも「幸せな人」とは言えませんね。

どうも「本当の幸せ」を得るためには外的な要素による「もの差し」に左右されない「本当の自分」を確立させておく必要がありそうです。

お話の中でスズメが問答する動植物は、作者側が意図的に選んだものです。

サクラは散る、アジサイは色が変わる、イチョウは落葉する、タンポポは綿毛になる、ジョウビタキは渡り鳥。

そう、いずれも移り変わりがハッキリしているものたちです。

前回「諸行無常」でお話しした通り、周囲の環境は移り変わるもの。

それに合わせて一喜一憂していては身が持ちませんので、あえてわかりやすいものを選びました。

水鏡に映るものは…
“地味だけど” 自分を泥水に映して見れば、当然土色に見えますよね。
綺麗な羽ですね
“きれいで” でも違う角度から見たら?気がつかないだけで、本当は綺麗かもしれませんよ。

つづく

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お手紙のご紹介 〜あした、どこかで。〜

お客様からのお手紙をご紹介いたします

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こんにちは❣️
今回も店長むすびに代わりまして、さえぐさはなえがお届けします。

以前、こちらのニュースでも『あした、どこかで。』シリーズはバードカービングの参考資料として使って頂いていることをご紹介しましたが、今回はカービングをされているお客様からのお手紙をご紹介したいと思います。
(ちなみに写真のスズメは市販のチュンチュン鳴くフィギュアです)

《お手紙より一部抜粋》

〜まず驚きましたのは、三枝様がいかにこの本を愛し大切に思われているかが分かったことです。
一冊一冊丁寧に包装され可愛いシールを目にした時は、今時まだこんな若い方がいらっしゃるのかと感激致しました。

身近な雀がこんな素晴らしい写真になって、いつでも目にする事ができるなんて、想像以上です。
本を開くとチュンチュンと鳴き声が聞こえてくるようです。

(中略)

きっと〝あした、どこかで〟は私のストレスを解消してくれることでしょう。写真えほん というよりは 写真詩集といえると思います。

本当に良い本と出会えたことに感謝致します〜

ありがとうございます

お電話を作者自ら受け、ご注文商品を1冊ずつ検品し個包装にして発送するなんて普通はないことなのかもしれませんが、aliveは世界一小さな出版社ですので、心をこめて本人が応対させて頂いております。

そのため本を子供のように大事にしていることはもちろんなのですが、同時に送り出すものでもあるので、できるだけ気に入って可愛がって頂けるようにと、つい熱が入ります。

私が封を閉じた後、最初に開けるのは読者様なので開けた時の笑顔を想像しながら品質と遊び心、幸運のお祈りを込めて送り出しております。

写真は年々技術を上げていっておりますので、カービングのお供として、また実際には触れることのできないスズメの羽毛や顔の細部までじっくりとご覧頂き、癒やしの友としてお傍において頂けましたら幸いです。

『あした、どこかで。』はライトなストーリー仕立ての「写真えほん」として誕生しましたが、文や展開は回を追うごとにより繊細になって参りましたので、「写真詩集」と言って頂けたことはたいへん光栄で励みになります。これからも精進して参ります。

もし『あした、どこかで。』シリーズをまだパート1しか持っていないという方、ぜひ「パート2」を、2までという方はぜひ「パート3」をお求めください。

作者の成長と共に進化してきたおすすめの本です。

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実は牛の話だった・・・!?『あした、どこかで。3』その1


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こんにちは!さえぐさはなえです。
今回は『あした、どこかで。3』で、私が密かに挑戦していたもう一つのテーマについてお話したいと思います。

なんでいつも密かになのか、って?(笑)
それは全部話してしまうと読んだ人が謎解きをする面白さがなくなってしまうからなんですね。
自分なりに読み解いて頂いて、「あっ、これってこういうことかも!?」と楽しんで頂けたら嬉しいなと思い、様々な仕掛けを密かに施してあるのが『あした、どこかで。』シリーズです。

それでもパート3ではうえださんから「わかってもらえなければ意味がないから、解説を入れなさい」との命を受け入れさせて頂いていたのですが、まだ隠し球をとっておいたのですョ・・フフフ。(ΦωΦ)キラーン+.

発売から日が経ちましたのでここでこうしてお話しさせて頂くことで、また別の味わいを感じて頂けるよい機会になりましたら幸いです。

一冊で何度でも美味しい『あした、どこかで。』をよろしくお願い致します。

さてパート3を読んだことのある皆さんは、メーテルリンクの名作「青い鳥」を連想した方も少なくないと思います。
鳥の本ですし、内容的には私が挑戦したものと重なるところもあるのでそれでも大変光栄なのですが

実は着想を得た題材は「鳥」ではなく…

「牛」を探しにいくお話だったのです…! 

十牛図に着想を得た「あした、どこかで。3」
悟りにいたる十の段階を十枚の図と詩で表した「十牛図」がヒントとなって書き始めたパート3

えええぇえ~っ!な、なんだってぇえ~!?(笑)
イヤイヤ、驚きました? 気づいた方、いらっしゃいましたでしょうか。

前回までの『あした、どこかで。2』の解説で、「私は仕事で仏教に触れることがあった」とお話しましたが、お客様(お寺)の話していることを理解したり、それを一般の方にわかりやすく伝えるために、私はいろいろな本を読みました。

仕事の方向性としては終活というところにも関わっておりましたので、終末医療に関わるお医者様の本や、時にはキリスト教の教え、中学生の頃にかかっていたお医者様がくださった『後世への最大遺物』という本を改めて買って読み直したりもしてみました。

仏教は広く浅く何でも読みましたが、中でも『十牛図』というものに触れた時、とても引き込まれました。

ちょっと昔『自分探しの旅』という言葉が流行って巷でもよく見かけましたね。それまでの人生を振り返って、このままでいいのかと考える…だいたい中年くらいになるとなぜかそこに陥る人が増えてくる不思議な現象です。

もしかすると「大人の反抗期」かもしれません。

その頃の方々の『自分探しの旅』を観察していると、リアルに旅をしてまたもとの人生に帰っていく方もいましたし、一念発起して脱サラしたり転職したりする方もいたようです。

一時期あまりにも気軽に『自分探しの旅』と言うので、言葉の価値そのものまで下がってしまったような印象がありますが、本来は精神の成長を促す「心の旅」を指していたのではないでしょうか。

『十牛図』はまさに、千年くらい前のお坊さんが遺してくれた『自分探しの旅』の手引書といっていいものです。中年の私はちょうどそこにハマってしまったのかもしれません。

“探していたのは「わたし」でしょ?”
心に語りかける不思議な声に誘われて知る衝撃の事実。「目の中に映る自分」という象徴的な写真をうえださんにお願いしたら、素晴らしい一枚を撮ってきてくれました。

つづく

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さえぐさはなえが語る『あした、どこかで。2』その4


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こんにちは、さえぐさはなえです。

今回は私が作中で密かに挑戦していたテーマ『諸行無常』について、最後の解説になります。

ここで一番大切なのは『諸行無常』を知って、さぁどうする?ということです。

「形あるものはすべて壊れる」という意味ですから、もう何もしないという選択もあり得るわけです。だって馬鹿馬鹿しいですよね。努力なんて無駄みたいにも思えてきます。

ここで白状してしまいますが、私は元来かなり無気力な人間です。用事がなければ朝起きることすら面倒な人です。

不安で眠れないことがあっても、何かが楽しみでワクワクして眠れなかったなんていう経験は、一度もしたことがありません。

そんな私でも、眠るのがもったいなくて朝まで起きてしまっていたことならあります。

ちょっと救いがありますね。

どうして?

それは単純に楽しかったから、うれしかったから。

考え方としては、これでいいんじゃないかと思います。

人間はどんなに起きていたくても、必ず眠る生き物です。

死という永遠の眠りが訪れるまで、それまでの間を何か道草しながら思い切り楽しんだほうがいいということなのかな、と今のところ思っています。

ただ、生き物って知らず知らずの間にも必ず周りの誰かと関係しながら生きているものなので、あまりに我欲に沿った生き方をしていると、誰かを不幸にしてしまっているかもしれません。

まずは自分の身近なものから大切にして生きていくことが、より“質の高い”幸せが得られる秘訣なのではないでしょうか。

さて、実りの世界に来たスズメは、ごほうびをたくさん頬張ります。

初めて見るごちそうに戸惑いながらも、食べ方を見つけて味わうスズメ。

その姿を「たくさん食べるんだよ」と見守るスズメ。

このスズメは、これから先にまた険しい道があることを知っています。

中には耐えられずに死んでしまうスズメがいるかもしれません。

ここでしっかり栄養をつけて力を蓄えておいてほしいという目で見ているのです。

だからこそ、幸せは感じられる時に思いきり享受しておいたほうがいいのかなと思います。

ごはんが豊富にある最高の環境に、スズメは「ずっとここに、いれたらいいな。」と願います。

しかしそんな願いも虚しく、たちまち厳しい冬がやって来てしまいました。

寒くて凍えそうで心細かったところに、同じく寒さに耐えるスズメが駆け寄って来てくれます。

「いっしょにあったまろうよ。」

寒さの中、ほんの少しのあたたかさを分け合う仲間。

身を寄せ合って風を避けたり、ジョークを言って笑わせたり、雪をつついてご飯を探したり、冒険したり…。

頭を雪で濡らしながらも、駆け寄ってきてくれた大切な友達。

そんな風に仲間と一緒に過ごしていくうちに、冷たくてただ辛いだけだった雪も気がつけばなんだか楽しいものに変わっていました。

スズメは辛いことがあっても勇気をもって少しずつ前に進む中で、地上にある「おひさま」を見つけたのです。

おわり

どうやら、スズメは何か見つけた(気づいた)ようです。

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さえぐさはなえが語る『あした、どこかで。2』その3


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こんにちは、さえぐさはなえです。

今回も『あした、どこかで。2』について、作家目線の解説にお付き合いください。

さて、突然夏の熱い日差しに照らされてしまい、思わず水に飛び込むスズメ。しかし水は泥水だったので汚れてしまいました。

それを見ていた他のスズメに思いっきり笑われてしまいます。

泥んこになった姿を見られ、思いっきり笑われてしまうシーン。

それでも汚れたスズメは「恥ずかしい」と萎縮せずに、シャワーをあびてスッキリいい笑顔です。

小馬鹿にされたことすら楽しさにかえて「エヘッ、きもちいいや」と笑うことができました。

スッキリした顔で笑うスズメ。少し心がたくましくなっています。

でもすぐに風が吹いてきて怪しい気配。あっという間に雨です。

環境がすぐに変わってしまいスズメはちょっぴり不安になってしまいます。

けれどこの秋の雨が過ぎると待っていたのは実りの世界でした。

「やぁ、よく来たね。キミを待ってたんだよ」

これは私がどうしても入れたかった言葉です。

誰でもなく、“キミ”(あなた)である必要がありました。

私はこの作品を作った頃ちょうど、大人だって「褒められたい」のではないかという考えに至っていました。

子供はいいことをしたら褒めてもらえますが、歳を重ねた人ほど褒めてもらう機会がなかなかありません。

子供の頃には褒めてもらえたことが、だんだんと大人になるにつれ「あれをして当然」「これをして当たり前」になっていくからです。

だけど本当は「当たり前」って全然ラクじゃないんですよね。

大なり小なり誰かが何かをがんばって「当たり前」を作ってる。

花はがんばって咲いてる。

いつも綺麗な公園は、誰かが綺麗にしてるから綺麗。

いつもパリッときれいな服を着られるのは、自分や誰かがきちんと洗濯しているから。

だから母親でも、出会った人でも、私はなるべく「褒める」ように心がけていました。

病気と闘うことだってあるし、家事を支えるのだって家族のために働くのだって、がんばった分、労われたらそれだけで心が救われることってありますよね。

すると『あした、どこかで。2』で読者様から
「今誰かに言って欲しいと思う言葉が、必ずどこかのページに見つかりますよ。」
というレビューを頂戴することができました。

書いてくださった方の欲しかった言葉がこのシーンであったかどうかまではわかりませんが、伝えたかったことがしっかり届いたと思い、とても嬉しくなりました。

つづく

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さえぐさはなえが語る『あした、どこかで。2』その2

こんにちは、さえぐさはなえです。

ここでは前回に続き、私が密かに『あした、どこかで。2』で取り組んだテーマに沿ってお伝えしていきます。

「そこから始めればいいんだから。」

後ろを振り返っていたスズメがくるりと向きを変え、まだ見えない先を見ているシーン、その後から始めます。

「ここはどこ?」

トコトコと次のステージへ歩いてきたスズメ。
このシーンは、パート1で「ほんとうに?」のスズメにきゅんとキタ!という読者のコバケンさんを意識したカットです。

こんなことができちゃうのも、普段からSNSなどを通じて読者さんと作者が直に声をかけあっているからなんですね。小さな会社ならではの利点だと思います。
純粋無垢な可愛いスズメの前に、謎の案内役が現れてさらに異世界へと引き込んで行く…というのも、不思議の国のアリスのようなおとぎ話的展開で私が好きなシーンのひとつです。

案内役に誘われるがままに、ひまわりを覗き込むスズメ。

ひまわりの中を覗き込むスズメ。

「そこにおひさまがあるでしょう」

という“囁き”が聞こえた瞬間、次のページではパッと盛夏に移動してしまいます。
これも「気づき」の表現方法のひとつです。

実はこのシーン、オノ・ヨーコとジョン・レノンの出会いのエピソードを聞いて素敵だなぁと思ったその時から、私もそんなハッとさせるような、人の心を救えるようなカッコいい芸術をしてみたい、と秘めていたものを私なりに表現したものです。

だからここはとくに字を小さくしました。

「そこにおひさまが、あるでしょう?」小さな囁きが聞こえます。

私の記憶では、ヨーコのアートは脚立を登って、さらに虫眼鏡で見ないとわからないような小さな文字を天井に書いていたというもの。その言葉は確か…小さな“Yes!”。
ジョンはこれを見てとても喜んで帰ったといいます。

“Yes!”の意味するものは、“それでいいんだよ”

という肯定を表していますよね。“それでいいんだよ”と言ってもらえてジョンはほっとしたのでしょう。

アートの仕掛けとしては覗き込む気持ち 、好奇心とか冒険心となどの何かを求める「心」が大事という意味なのかな、と私は勝手に解釈しました。
つまり、脚立を登ろうと決めたその瞬間に、次の世界の入口に立っているということで、さらに虫眼鏡で本気度を試す。遊び心のある仕掛けだと思います。
スズメも覗こうと思う心があったから、次の世界へ行けたのかもしれません。

【補足】
「心」については『あした、どこかで。again~いのちの詩~』あとがきの「タイトルはなぜ4ではない?」の後半でも触れていますのでそちらも読んでいただくと、救いを求める彼の心を彼自身に気づかせたヨーコと、それに気づいたジョンは「共鳴」したのではないかと思えてきます。

つづく

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BIRDER2020年5月号!


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‪(•’Θ^•)ノBIRDER 5月号は
ウグイス! コマドリ!! オオルリ!!! 日本三鳴鳥の特集です♪
そして私の連載企画「雀と一休み」も掲載ちゅん✨
今回は色々春らしい“ちょっと癒される”写真をお届け!

詳しくは、文一総合出版BIRDERのホームページまで

#BIRDER #うえだこうじ #雀と一休み #スズメ

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さえぐさはなえが語る『あした、どこかで。2』その1


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こんにちは。
『あした、どこかで。』の文と構成を担当している、さえぐさはなえです。

今回は『あした、どこかで。2』で表現したかった世界について作家の視点からお伝えします。

パート1で思いがけず良い反響を頂けたのですっかり気をよくした私は、おっかなびっくり出した1stに比べ、ノリノリでパート2に取り掛かりました。(なんて単純な人・・(^◇^;))

写真的には、パート1にあまり掲載していなかったスズメの生態に纏わるシーンをもっとたくさん入れていきたいという思いはあったのですが、文はどうしようか…と考えた時、私は心の中であるテーマに取り組んでみようと考えました。

それは「諸行無常」です。

私はその少し前まで仕事で仏教に触れる機会が度々あったのですが「諸行無常」はよく出てくるワードで、いつもちゃんと理解したいと思っていました。

お仕事とはいえせっかく出会ったものなので、自分で卒業レポートというか、何かを得て生かすことが御恩返しのような気がして、一生懸命自分の言葉でストーリーにしてみました。

野生であるスズメにとって諸行無常は当たり前のことで、しかも社会生活を営むところは人間にも通じるところがあります。

だから、めぐる季節の中で懸命に生きるスズメの姿を通して諸行無常を表現することは、とても自然にできたと思います。


それでは、本を読んだことのある方は思い出しながら、まだないという方は下の写真を参考にしながら、ご一緒に『あした、どこかで。2』の世界を旅していきましょう。

「ハイ、これあげる。」

「ハイ、これあげる。」木の葉を咥えたスズメが現れる冒頭のシーン。

冒頭でスズメちゃんが「ぼくらの世界」への切符をくれます。

実際には木の葉ですが、木の葉でいいんです。

それを「切符」として受け取る心が、その世界を開く鍵というわけです。

そして「どこへ連れていってくれるの?」という問いに対し、「ここがそうだよ」と答えるスズメ。

「ここがそうだよ。」満開の桜を背に教えてくれるスズメ。
「ここがそうだよ。」満開の桜を背に教えてくれるスズメ。

“気づくか気づかないだけで、君はもうそこにいるよ。幸せは足もとにあるよ”

という、うえだこうじのテーマ『足もとの自然』を表現したシーンです。

大事なシーンなので、写真は特に美しい必要がありましたが、うえださんは充分に応えてくれました。

そして喧嘩のシーンがあって、喧嘩したけど後を引かないスズメのいいところを見習いながら、「疲れちゃったら一休み」といったくだりの後、

「あたらしい気持ちで、そこから始めればいい」

という台詞が出てきます。

これは、最終章『あした、どこかで。again~いのちの詩~』のあとがきでもふれた「0」と重なる部分でもあります。

つづく

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