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七十二候第十候「雀始巣 (すずめはじめてすくう)」〜春分の日から5日間〜
二十四節気をさらに細かくした七十二候の第十侯は「雀始巣(すずめはじめてすくう)」です。
意味は「スズメが巣を作り始める季節ですね〜」という感じですかね。
期間としては、春分の日から5日間です。確かにこの頃を境に営巣のため羽毛や枯れ草などを集めるスズメをよく見るようになりますよね。
私の撮影フィールドは街中なので、人家や人工物の隙間にせっせと巣を作るスズメをよく見かけます。通気口や信号の支柱にあいた穴、鉄製の階段の隙間など、とにかく「ちょっとした」隙間があればスズメは巣を作ることができるようです。
また、ツバメの巣を拝借したり、スズメバチの巣を乗っ取ったりしちゃうっていう話も聞きますね。
求愛して巣作りして子を宿し、そして育てていく一連の行動は一斉に行われる訳ではないので、シーズン中は求愛するスズメ、巣作りするスズメ、子育てしているスズメに同時に出会うこともあります。
ちなみに産卵の間際になると、青い葉っぱを巣に持ち帰る習慣があるのでは? という観察記録もあるようです。
青葉を加えて飛んでいくスズメを見かけたら、もしかするとそれは、母スズメさんが出産間近なのかもしれませんね(噂ですが、特にヨモギの葉とか…)。
話を七十二候に戻すと、この第十侯「雀始巣」は日本だけの表現らしく、本家の中国では「玄鳥至」といい「燕が南からやってくる季節ですね」という表現になっているそうで、「雀始巣」はどこにも見当たりません。
「玄鳥至」は日本の七十二候にもあります。しかしそれはもう少し後の季節になります。
日本ではちょっと早いですもんね。







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