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さえぐさはなえが語る『あした、どこかで。2』その1


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こんにちは。
『あした、どこかで。』の文と構成を担当している、さえぐさはなえです。

今回は『あした、どこかで。2』で表現したかった世界について作家の視点からお伝えします。

パート1で思いがけず良い反響を頂けたのですっかり気をよくした私は、おっかなびっくり出した1stに比べ、ノリノリでパート2に取り掛かりました。(なんて単純な人・・(^◇^;))

写真的には、パート1にあまり掲載していなかったスズメの生態に纏わるシーンをもっとたくさん入れていきたいという思いはあったのですが、文はどうしようか…と考えた時、私は心の中であるテーマに取り組んでみようと考えました。

それは「諸行無常」です。

私はその少し前まで仕事で仏教に触れる機会が度々あったのですが「諸行無常」はよく出てくるワードで、いつもちゃんと理解したいと思っていました。

お仕事とはいえせっかく出会ったものなので、自分で卒業レポートというか、何かを得て生かすことが御恩返しのような気がして、一生懸命自分の言葉でストーリーにしてみました。

野生であるスズメにとって諸行無常は当たり前のことで、しかも社会生活を営むところは人間にも通じるところがあります。

だから、めぐる季節の中で懸命に生きるスズメの姿を通して諸行無常を表現することは、とても自然にできたと思います。


それでは、本を読んだことのある方は思い出しながら、まだないという方は下の写真を参考にしながら、ご一緒に『あした、どこかで。2』の世界を旅していきましょう。

「ハイ、これあげる。」

「ハイ、これあげる。」木の葉を咥えたスズメが現れる冒頭のシーン。

冒頭でスズメちゃんが「ぼくらの世界」への切符をくれます。

実際には木の葉ですが、木の葉でいいんです。

それを「切符」として受け取る心が、その世界を開く鍵というわけです。

そして「どこへ連れていってくれるの?」という問いに対し、「ここがそうだよ」と答えるスズメ。

「ここがそうだよ。」満開の桜を背に教えてくれるスズメ。
「ここがそうだよ。」満開の桜を背に教えてくれるスズメ。

“気づくか気づかないだけで、君はもうそこにいるよ。幸せは足もとにあるよ”

という、うえだこうじのテーマ『足もとの自然』を表現したシーンです。

大事なシーンなので、写真は特に美しい必要がありましたが、うえださんは充分に応えてくれました。

そして喧嘩のシーンがあって、喧嘩したけど後を引かないスズメのいいところを見習いながら、「疲れちゃったら一休み」といったくだりの後、

「あたらしい気持ちで、そこから始めればいい」

という台詞が出てきます。

これは、最終章『あした、どこかで。again~いのちの詩~』のあとがきでもふれた「0」と重なる部分でもあります。

つづく

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