コハクチョウ · 自然 · 野鳥撮影

コハクチョウに会ってきました

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白鳥飛来地

「朝、餌場に飛び立つコハクチョウを撮りに来ませんか?」

というお誘いがMessenger(アプリ)に届いた。

いつもお世話になっている大先輩からの嬉しいお誘い。

少々ご無沙汰してしまったこともあったので、二つ返事で承諾し日の出前の高速道路を西へ走らせる。

場所はすでに有名な場所なのであえて隠す必要もないが、あまり詳しくも書かないツモリ…。都心から近いコハクチョウの飛来地といったら鳥好きな方ならすぐ分かるしね。

「川島白鳥飛来地」が目指す場所。

それにしても普段「身近な自然」とか言って超短距離移動ばかりだから、早朝1時間程度ではあるが、高速道路の走行は新鮮な気持ちになる。

それにしても眠い!

一人だったので、オーディオのボリュームをでかくして、大声を張り上げながら運転した(笑)

am6:00現場到着、まだ暗い。

約束はam6:30だったので、飛来地専用の駐車場に車を止め待つ。

こう言った場合、ついついあれこれと機材をいじりたくなるものだが、そこは静かに時を待つ。ルームライトを付けてあれこれやりたい気持ちはわかるけど、周囲に人がいる初めての場所では、できるだけ慎重に行動したほうが良いと思う。

なので、もちろん出立前に準備を完了させ、大先輩が登場したら「スッと」機材を持って移動というイメージで現場に来ている。

が…(笑)

現場来て時間ができ、これからの撮影のことをアレコレ考えてみると、ちょっと事前準備を盛り過ぎたかな? と反省し焦る(笑)

張り切り過ぎる傾向があり、それは私の特徴で悪いところでもある。

と自省しつつ「まぁ、もしものために車に色々機材があるのはいいことだ」という結論に達し、落ち着きを取り戻す。

今回の撮影地は事前に情報があるほうだが、初めての場所なのでカメラは2台(本当は別メーカーのカメラとレンズ数本も持参していたが…)。

Nikon D4S+Tamron150-600とNikon D500+Tamron70-200だ。

これで被写体が遠くでも大きく捉えられるし、Tamron70-200はAPS-Cにつけて最大ズーム換算300mm。それにf値開放2.8だから速い動きを捉えたい時も便利だと思った。

TAMRON SP70-200mmF2.8Di VC USD G2 フルサイズ対応 A025N

機材選択の理由には他にもあって、事前の情報は大事だが結局は現場で自分がどう感じるか、何を見つけるかにかかってくるので、その辺を現場でフォローできそうな機材のチョイスとなった。

時間が来た。

先輩に挨拶をして早速現場へ。

川島白鳥飛来地とは越辺川(おっぺがわ)という川の中流くらいのところにある。

ウキウキで土手(堤防)にある階段を上り、そして下る。

現場まで5分くらい。

川辺につくとすでにコハクチョウが優雅に泳いでいた。

光る川面を優雅に泳ぐコハクチョウ

もうすでに数10人のコハクチョウ・ファンのみなさまがスタンバイOK!いつでも来いって感じで川にレンズを向けていた。

人は日が昇るにつれますます増える。

さすが名スポットだ。

いつもとは勝手が違う(笑)

しかしなんとか列に入り岸辺のポイントをゲット。

よーし撮るぞーっと粘ったが「素振り」はあってもなかなか飛び立たない。

詳しくはわからないが、あたりのベテランさんたちの会話によると、いつもとちょっと違うらしい(はじめての私には“いつもの状態”が良かったが残念)。

光の状況としてはいぜん暗い。

動きをある程度止めたければ画質を犠牲にしてISOをかなり上げねばならない。

やはり流し撮り、か…。

もともと“そうかな? そうするかな?”と思ってはいたが、普段スズメではまずやらない。

できないということはないのだが、撮影環境的に難しいから。

やはりここでは、事前情報でも現場の状況でもムードは俄然流し撮りだろ? と私の灰色の脳が語りかける(笑)

それにしてもね。

ちょうど確保した位置がド正面だった。

だって至近距離にコハクチョウたちがいたからつい…。

周囲を見まわし、ここからでもいけるかな? と思ったが、朽ちた木が大きく張り出していてチャンス少ないな、と判断。

即座に場所変更を思い立った。

ここにはコハクチョウが飛び立つ姿を写真に撮ろうと待ち構えている人々が数10人、もしかすると100人はいる。

良いポジションが得られるのかどうか…。

と心配したが、それは杞憂だった。

場に慣れていない私はその時点まで気がつかなかったが、わりとみなさん移動しているし、その際、知り合いなら会話を交わしながら、そうでない人でもアイコンタクトで譲り合っているようだった。

なんとなく元気が出た。

新参者の私には、共に来てくださった方が以外に知り合いはいないので、目で挨拶&すれ違いざまに小声で「ありがとうございます」「すみません」…。

場所が被った方には「どうぞ!どうぞ!」と声をかけつつ譲り、なんやかんやでコハクチョウたちが飛び立つ姿を横に捉えられる位置に移動しスタンバイ。

その最中で貴重な撮影情報をベテランの写真家さんに聞けたが、ここではヒミツとしておきます(笑)

とにかく、主に使うカメラをD500+70-200と決め、D4S+150-600は予備となった。

こうなると頭を過ぎるのは「こういうシチュエーションなら“NikonD4S+80-400NIKKOR”ひとつで良かったかも…」という思いだが、まぁ初めてだったし、それはそれでみなさんの参考になればというところ(人柱的な役割ですな)。

飛び立つコハクチョウ
D4S+150-600(Tamron)で撮影

上の写真は至近距離にいたコハクチョウに吸い寄せられ、その正面に陣取っていた時のもの。

水面を蹴るようにしつつ、徐々に風に乗って飛び立っていく姿も美しい。

しかしこういう撮影をするにはISO感度をあげ、画質を犠牲にしなくてはならない。D4Sならかなりの高感度でも綺麗に撮れはするが(D5ならなお!)自分的に納得するところではなかったので、この方向での撮影はなしにした。

事前にもあったし、現場でも流し撮り狙いの方が大半だったし…。

結局、オリジナルの着眼点も特に見出せずという状態だったので、

とにかく浮上した直後、水面近くを水平に飛行しているところを流し撮り。

これで決定。

浮上した直後のコハクチョウ
D500+70-200(Tamron)で撮影

あたりで「来るぞ!」『来るぞ!!』と声がする。

いよいよかっ!

普段とは違う状態ではあるらしいが、コハクチョウたちは上流から下流へ移動し、風を得てまた上流へ飛び去る。

これは撮影者サイドからみると、実質『一日一羽一行動』らしい。

一度飛んで行ったら仮に帰ってきても半日は飛ばないそうだ(もしかすると夕方や夜にはまた飛び立つのかもしれないが)。

つまりチャンスに限りがある、ということ。

しかしそこには数10羽のコハクチョウがいる。

面白いことに、暗いところでも早くシャッターが切れるように持ってきたf2.8のレンズでスローなシャッタースピード&結構な絞りという設定(設定の詳細はここでは割愛)を選んで挑むということに。

「お!」「おおっ!!」という声が周囲に立つ。

ついに来るのかっ! 私は体勢を整え待つ。

ほどなくして数羽が飛び立った。

やはり大きな鳥、羽の音も大きい! 最初は水面をバシャバシャしているが、じきに浮上し水平になる。

そこを狙う。

進む方向に体をあわせ「よっしゃ!撮った!!」と思ったが、あわせ切れていなかった。

そうか、飛ぶスビードは当然変わる。

「よく見ろ!」

私はもしかするとフィルムで撮っていた時以来の流し撮り…。

しかも年齢を重ねたせいか、腰の回転がうまくいかない気がする(笑)

でも、「やるさっ! やってやるっ!!」と心で呟き、何度も何度もチャレンジし、ここでアップした写真より良いものも撮れた(良い写真の公開はまだどこかで)

それにしても…

私の場合だけかもしれないが、流し撮りって車や電車などではやるけれど、軌道が定まらない動物ではあまりチョイスしない。

しかし、コハクチョウの飛翔シーンはそういった中でも動きは安定しているから、皆好んで流し撮りに挑むのだろう。

とにかくファンタジックというか、フォトアートチックな仕上がりになるところなど、探究心を無限に煽る被写体だなぁ…と思った(特に川霧が出ている早朝などは最高のシチュエーション)。

いつものようにスズメちゃんとお話しながら撮影っていうとは違った面白さがある。

am6:30にスタートしam9:00くらいまで現場で撮影していたが、日が高くなるにつれ撮影環境は楽になるけどムードは下がる。やはり早朝の光のあいだに良いシーンにめぐりあいたいもの。

とはいえ、コハクチョウを眺めているとその周辺には様々な鳥たちがいて、それはそれでとても楽しいひと時と言える。

今回はせっかく誘っていただいたのでコハクチョウに注力したが、カワセミ、シジュウカラ、カルガモ、サギなどたくさんの野鳥がそばにいたので、次回行くチャンスがあったらその辺の野鳥さんたちとも遊んでいきたいと思った。

帰りがけ、今回色々アドバイスを頂いたベテランさんに「スズメもいましたよ。」と教えてもらえたのも収穫。

着水するコハクチョウ

一日中いてもいいかも、と思った。

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